あとがき
たまにあるあとがきのコーナーです。今回はちょっと書いておきたいことがあったので設置しています。あやふやなまま終わったアゼルくんと夢主の血縁関係については、原作で言うところのクロード神父とシルヴィアみたいなイメージでいます。異母兄弟かもしれな…
Interlude ファイアーエムブレム 文章 迫る灯火
あとがき
普段あとがきなんてそうそう書かないんですが、このお話はちょっと言いたいことがあったので例外的に置いています。先日blogのほうでもちょろっと申し上げたんですが(移転前の話なので今のMEMOにはないです)、夢主がオリ地方に行くことはずっと前か…
ポケモン 文章 柵にとらわれて 空の果て、虚のなか
あとがき
ちょっと補足が必要な感じの終わりになったので、たまにあるあとがきのターンです。今回も以前書いた短編からお話を膨らませていく感じでしたが、正直なところ短編の時点で夢主が死ぬことは決まっていました。そのうえで「どうせ死ぬんだからめちゃめちゃ人騒…
原神 文章 瑕
辟斐?繧医≧縺ェ蛹也黄
夢中になって駆けている最中、とうとうわたしの両足はもつれ、その場に倒れ込んでしまった。璃月港を飛び出してから気づけば人気のない郊外まで出てきてしまっていたらしく、転んだわたしを助けてくれる人なんて、当たり前だがどこにもいない。 痛む膝を押…
Adore 冬枯れの花嫁 原神 文章
誰よりも殺したい影
「こんにちは、お嬢ちゃん。また会ったね」 その人は、今日も今日とて飽きることなくわたしに話しかけてきた。 先日知り合ったばかりの「公子」タルタリヤは――タルタリヤさんは、何かにつけてわたしに関わってくるようになった。道端ですれ違ったときはも…
Adore 冬枯れの花嫁 原神 文章
ここにあじさいが咲いている
――ずいぶん伸びたな。見違えるようじゃあねえか。 鏡の前で朝支度をしていると、どこかしみじみしたような声が、背後からそっと投げかけられる。寝起き特有のかさついた声はここ数ヶ月でようやっと馴染んできたものだけれど、慣れたようなつもりでいても…
ポケモン 文章 短編(セキ) 降る、降る、なにが?
どうしていつも私から
――ウェンツァイはずるい! 喉から出かかった本音を、既のところで飲み込んだ。 今、の目の前にはケラケラと楽しそうに笑う嘉明や、そんな彼にじゃれついて遊んでいるウェンツァイの姿があった。二人が仲睦まじい関係であることは誰の目にも明らかであり…
原神 文章 短編(嘉明)
1システム時間だって待てない
戦略投資部の職務が一段落すると、アベンチュリンは決まってとある人間に連絡をとる。メッセージの内容はいつもだいたい同じもので、毎度のように「そろそろ会いに行くよ」という一文が付け加えられていた。 メッセージを送るとき、アベンチュリンのポーカ…
崩スタ 文章 短編(アベンチュリン)
スメールシティのささやかな大事件
――今日は本当についてない日だ。 否、途中まではいつもどおり、平々凡々な一日だった。いつもどおり起きて、いつもどおりアビディアの森をパトロールして、いつもどおり魔鱗病や病床に伏す人々を診る。老若男女の苦しみをできるだけ取り除き、子供たちの…
原神 文章 短編(コレイ)
こんなのってないよ!(ヒビキ)
一瞬の出来事だった。些細なきっかけでヒビキの視界は驚異的な速度で移り変わり、やがて真っ暗闇へと変貌を遂げる。 目まぐるしい変化はヒビキから正常な判断力を奪い、たちまち脳内をフリーズさせた。(あ――え、あれ……?) ……端的に言えば転んだの…
ポケモン 文章 短編(ヒビキ)
かがやく虹色(マツバ)
※ポケマスエピソードイベント「黄金色に輝く未来」ネタバレ注意 --- きっと、心のどこかで触れることすら恐れ多いと思っていた。「いつか出会える」と信じながらも、否、だからこそ、今のぼくは手を伸ばせば簡単に届くそれを、積極的に求めることが…
ポケモン 文章 短編(マツバ)
手のひらの間に(ヒビキ)
小さな庭の傍らに、うず高く盛り上がった土の山がある。 不格好な十字架の建てられたそれが何かの墓標であることも、その下にその「何か」が埋まっていることも。そして、おそらく幼い子どもが手ずから作り上げたものであることもひと目で理解できるほど、…
ポケモン 文章 短編(ヒビキ)