水面の君(司)

別に、何とも思ってないけど――うつむいて言う輝夜のそれが、ただの強がりであることを知っている。両手で握り込んだグラスに、赤くなった頬が映っていることも。水面でゆらゆらと揺れる表情が、やけに愛らしい色をしていることも。正面に座り、ぬるくなり始めたアイスティーを飲み干す司には、すべて丸見えなのであった。

 
貴方は×××で『グラスにうつった真実』をお題にして140文字SSを書いてください。
#shindanmaker
shindanmaker.com/587150