無題(dngn/苗木)※ふんわりネタバレ 「あ、ねえ、詩百々さん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど――」 刹那、わたしの心臓はにわかに跳ねる。大げさに揺れそうな肩をすんでのところで押さえつけて、平静を装いながら振り向いた。 わたしの目線よりも少しだけ高いところにいた苗木くんは、ほ… 2022-10-23Log/SS(その他) SS