短編(ドゥドゥー)

翠雨の節31の日

「ドゥドゥー、誕生日おめでとう」 王城の渡り廊下で起きた巡り会い。 出し抜けな祝辞と贈り物に、ドゥドゥーは目をまんまるにして固まった。あまりにも唐突すぎて驚きを通り越しているのだろう、に差し出された包みを何も言わずに流されるまま受け取ってい…