短編(キール)

モフモフの夢

「あの二人、本当に仲が良いですね」 じわじわと冬の足音が聞こえ始めた、秋の月24日のこと。 客人であるフレイと談笑に励むかたわら、ふと窓の外に目を向けたフォルテは落とすようにつぶやいた。リラックスティーが並々と注がれているティーカップが、机…