その声は君のためのもの(ディミトリ)近親愛

「ディミトリ。あなたは何も謝ることはないわ」ぎゅうと抱きしめてくるウィノナの腕の力は強く、もしかするとディミトリでなければ振りほどけないほどであったかもしれない。胸元に押しつけられた顔面はきっと誰にも見ることはあたわず、暗にここには2人きりで、ウィノナ以外には決して知られないことを示している。彼女は謝るなと言った。ディミトリが弱音を吐くたび、涙を溢しそうになるたび、そこにはいないはずの誰かに謝罪することを知っているから。

 
貴方は×××で『黙って泣きやがれ』をお題にして140文字SSを書いてください。
#shindanmaker
https://shindanmaker.com/375517